Have You Ever Seen The GARO?
「GAROを見たかい?」



ドロップさんの見たGARO

私が初めてGAROを知ったのは小学6年の時。
クラスメートはみんな新御三家なんかにキャーキャー言ってた頃。
そんなアイドル達とは、まったく違う世界のGAROにすっかり心を奪われてしまいました。
今まで聴いた事のないようなサウンド、かっこ良すぎるルックス、全てに夢中になり中学時代はGARO、GARO、GAROの毎日でした。

そして私が見た最初で最後のGAROのコンサート。
ちょうど、アルバム「サーカス」がリリースされ、人気も陰りはじめて来た頃だったので、旭川の小さな会場も、満員ではなかったように思います。
それでも、夢にまで見たGAROのコンサート、すっかり舞い上がってしまって、今考えると、赤面したくなるほどにミーハーな観客でした。

そのコンサートをレポできる資料を最近、実家で発掘したので、これは是非再現してみたいと思いました。
MCについては全部そのまま書き出すとかなり長くなってしまうのでどうしようか迷いましたが、あのツアーで回った他の土地のコンサートでも同じようなネタのMCだったらしいので、これを読んで、当時コンサートに行かれた方が、「心のビデオ」にそっと納めてある思い出を再生する事ができるかも・・・・
と思ってMCもそのまま再現しました。
かなり長いので覚悟してお読みくださいね(^-^*
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  ■とき:1974年6月26日(水)  ところ:旭川公会堂

  1曲目が始まると同時に緞帳が上がりはじめる・・・


    (1)たんぽぽ

    (2)四葉のクローバー



 
▼MC

Vocal: えーこんばんはー!今日みなさんといっしょにお送りいたしますメンバー向かって右から・・・

Tommy: えー旭川の原住民のみなさん(笑)こんばんは〜日高富明です。よろしくね。

Vocal: えー、トミーでございました。そして真ん中は・・・

Mark: みなさんこんにちは、郷ひろみです(笑)本名堀内護です、よろしくお願いします。

V) そして私が大野真澄でございます。えー僕の時だけ拍手が多くてありがとうございます。
まず、2曲続けてお送りいたしましたけれども、1曲目が、もうユタンポの季節もすっかり過ぎまして 夏になってしまいましたけれども「たんぽぽ」で僕達のデビュー曲、そして2曲目がかまやつひろしさん、ツバキの多い人ですけれど・・・の曲で「四葉のクローバー」をお送りいたしました。
今度はみなさんで一緒に手拍子をやっていただきたいんですけども、えー手拍子の出来ない方はいらっしゃいませんね?・・・あっ、そこのメガネの歯茎の出た人は?・・・あっ、そんな人いないか(笑)とりあえず、マーク、テンポはどれくらいで?

M) はい、じゃあ、ワン・ツー・ワン・ツー・・・・

V) OK!はい、もっと強く、後ろの方の人も・・・あっ、いないか(笑)


    (3)ティーチユアチルドレン


 ▼MC

V) えーどうもありがとうございました。さすがに旭川でございまして手拍子の方慣れたもんでございます。
たまにテンポずらす人もいましたけどもね(笑)
この曲はですねCSN&Yのナンバーですけど、これは「小さな恋のメロディー」って映画、みなさんご存じですか?
この映画の一番ラストシー ンで歌われるんですね。 これはもうじき再上映されるんじゃないですかね。 よかったらみなさん見に行ってくださいね、いい映画 ですよ〜.。
えーそれでは、今度は僕達の一番新しい曲で7月1日に発売されるんですけど、その曲をやってみたいと思います。



    (4)ピクニック


 ▼MC

V) えー僕達、前に「ディスカバーピクニック」って曲がありましたけど、あれはピクニックに行くまでの曲で、今回のはピクニックに行っている状態のものです(笑)
それでは、ここでジュリエットに加わってもらって、僕とトミーは マンドリンに持ち替えて今度はこの曲を・・・



    (5)ロマンス


  マーク、ハンドマイクで歌いステージ前に出て来たためファンもステージ前に殺到。ファンからプレゼント多数!

 ▼MC

V) えー僕達、先月の終わりに国外にピクニックに行って来たんですけど、トミーとマークはアメリカの方に行きまして、僕の場合はヨーロッパの方に行って来たんですけど、その時の様子を・・・まずはトミーから遊びに行った感想を・・・

T) ちょっと誤解があるといけないんで・・・遊びに行ったんじゃなくて、アメリカ訪問ですね。

V) あっ、訪問ですか・・・

T) ええ、訪米ですね。

V) ホー (シャレ?)

T) ええ、ホーボー行ったんで・・・ (更にシャレ?)

V) で、目的は・・・?

T) えーやっぱり・・・石油危機とか・・人口問題とか・・・そのへんをやっぱり検討しなくちゃいけないんで・・・(笑)・・・・それはよして、ディズニーランドに行って遊んできました(笑)

V) ディズニーランドどうでした?旭川と比べて・・・

T) 旭川の方が全然いいですね〜 (観客歓声)

V) まあ、冗談でしょうけども・・・へへへ。

T) やっぱりディズニーランドもただ行ったんじゃ面白くないんで、ミッキーマウスはホントにいるのか?とかドナルドダックは実在するのかとか・・その辺を検討してきたんですけどね。

V) えっ?拳闘? ボクシングですか?

T) いやー検討してきたんですよ。

V) あっ、剣道ですか?

T) いや、検討です!

V) けんとう・・・?・・・あっ、キックボクシングのことですか。

T) いや〜あの・・・調査ですね。

V) ちょうさ・・・・?あっ、チョウさんはベースの人ですけども・・・。

T) ・・・・・・・・

V) えーまあ、トミーはディズニーランドに行って・・マークもアメリカね? どうでした?アメリカは。

M) えーとね、僕も最初サンフランシスコからロサンゼルスの方に行って来たんですけど、むこうに日本人街ってあって、そこにレコード屋さんが一軒あって、そこに僕達のレコードがあるかな?って見に行ったんですけど、ちゃんとあったんですね。
その時すごくうれしくてね、感激して帰ってきました。


V) それは、旭川に僕達のレコードがあるのと同じくらいいいですね〜

M) そうですね〜

V) えーそれで他にはどんな?

M) 他にはですね、むこうでトミーと偶然バッタリ会っちゃって・・・。

V) 偶然〜?示し合わせたりしたんじゃないの〜?

M) ううん、全然違うくて・・・ (この言い方がかわいかった) 違うもんね〜♪ (と、甘えてトミーに言う)

T) そうだよ〜♪ (甘えて答える)

V) あ〜あ、気持ち・・・いい。(笑) どこで会ったの?それで。

T) あれは・・・ロ〜サンジェ〜ルスですね。 (巻舌で)
ロ〜サンジェ〜ルスの楽器屋さんで・・。 どうもまだ向こうの発音が抜け切らなくて・・・・。

  ここで三人意味不明のデタラメ英語でやりとり

M) 僕がね、ギターを買って帰ろうかなと思ったら、トミーが入口から入ってきたんですよね。

T) ギブソンのだよね?

M) うん、そうそうギブソン。

V) で、どんな感じだったの?

T) じゃあ、ちょっとその時の感じを再現してみましょうか?

  ボーカルが店員の役になり、その時の様子を寸劇風に再現

V) その他にマークは何かなかったの?

M) 僕は、むこうで映画を観たんですけどね、恐い映画でエクソシストって映画を。

V) エクソシストが恐いって話はボク初めて聞きましたけど・・・。 あれは、僕が聞いたのは汚い映画だと・・・。

M) エクソシストがですか?

V) エ クソ シストですから。 (笑)
えー、ぼくはヨーロッパに行って楽しんで来たんですけど、まあ見ていただければわかると思いますが僕自身がヨーロッパっぽいっていうかシックというかね・・・まあ、旭川と比べれば旭川のほうがずっといいですけれどもね。
…という感じで、僕達アメリカとヨーロッパに行って来たんですけど、感想として1つだけ意見が一致したんですよ。
それはね、アメリカにしてもヨーロッパにしてもやはり・・・外人が多かったと。(笑)



    (6)姫鏡台


 ▼MC

V) えートミーの誕生日は2月22日でございまして魚座ですね。そしてマークの誕生日は2月2日で水瓶座アクエリアスで、トミーもマークも共に2という数字が多いんですけど、生まれたのも昭和2年でして・・(笑)


    (7)君の誕生日


 ▼MC

ここでバックバンドのジュリエットの紹介
V) えーそれでは今度はですね、僕達の一番新しいLPでタイトルが「サーカス」というLPなんですけど、まずはこの曲から・・・。


    (8)曲馬団

    (9)オートバイの火くぐり

    (10)ピエロの恋唄

    (11)酒びたり人生

    (12)空中ブランコ

    (13)綱渡り

    (14)この世はサーカス


 ▼MC

V) どうもありがとうございました。僕達の新しいアルバムから8曲を・・・いや7曲を聞いていただきました。
一番最初の曲が「曲馬団」で以外とかわいい感じで、そして2曲目が「オートバイの火くぐり」これはサーカスのショーの中で派手な感じのものですね。 そして「ピエロの恋唄」ピエロの気持ちは誰もわかってくれないって感じの曲ですね。 そして「酒びたり人生」サーカスもやはり生活でございまして、たまには酒でも飲もうみたいなね、誰かに逃げられてね・・・これは左とん平さんも歌ってますんでヨロシクね。 そして「空中ブランコ」ですね、最近は危険だってことで下に網を張ってやる人たちがいますけども昔はあんまり網はなかったように記憶してますけども、網がなかったら落ちたら・・・ドンですね。そして「綱渡り」これも空中ブランコと同じような感じですけども綱は一本ですね。 そして最後の曲は「この世はサーカス」で、まあ、相対的に普通に僕達が一般に生活しているところの縮図であるみたいな曲ですね。



    (15)学生街の喫茶店

    (16)一枚の楽譜


 ▼MC

V) えー本日は一部がリンドン、そして2部が僕達ガロがお送りいたしました。
えーまた機会がありましたら、旭川にも必ず来たいと思いますので、その時には今日よりもっともっとたくさんの人が来てくれるといいなーと思ってますので、その時にはまたよろしくお願いしますね。
えーそれでは今日のメンバーをもう一度紹介いたします。
まずは、ジュリエット、そしてみなさん向かって右側から日高富明、堀内護、そして大野真澄でございます。
それでは最後の曲になりました。最後の曲きいてください。これもLPサーカスから楽しくいってみたいと思います。
・・・「風にのって」です。



    (17)風にのって


  緞帳が下りる。

  再び緞帳が上がり・・・・


 ▼アンコール

    (18)自由の値
        



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